講師紹介
INSTRUCTOR
メッセージ
フラメンコという「文化」
海外旅行に行くと、「同じ人間、言葉が通じなくても何とかなる!」という人がいると思います。でも、やっぱり、言葉が通じた方がもっと楽しめるはずです。フラメンコも同じで、ある程度の基本が分かっていた方が格段に楽しめるのです。
日本では、フラメンコというと“踊り”を想像する人が多いかもしれませんが、音楽を流してそれに合わせて踊る、というだけのものではありません。また、情熱とかパッションがあれば即興的に踊れる、というイメージを持っている人も多いと思います。確かにそうかもしれません。しかし、フラメンコには、歌、ギター、そして踊りと様々な要素があり、これらを聴く力やフラメンコの知識が必要です。
フラメンコは生活に即した文化の一つです。ですから、外国語や異文化を学ぶのと同じように、ある程度の基礎知識を学ぶことで、より一層の理解を深めることができます。
基礎力を身につけよう
当教室ではどのクラスでも振付以外の基礎練習をしっかりとします。
モットーは、『基礎力』を身につけることです。
偏(へん)と旁(つくり)をたくさん覚え、それらを組み合わせていくことで漢字を覚えるのと同じで、初めから難しいことを覚えず、簡単なことを少しずつ積み上げていくようにしています。
そして、『フラメンコ力』を養うことです。
踊るテクニック以外にも、レッスンを通じてフラメンコに関しての知識をたくさん身につけていただきたいと思います。
フラメンコへの取り組み
フラメンコへの取り組み方は人それぞれ。職業にしている人。いろいろな趣味があり、レッスン日にスタジオで練習する以外はフラメンコに時間は割かないという人。プロになる気はないけれど、生活のほとんどをフラメンコに費やしている人。でも、みんなフラメンコが好きなことに変わりはありません。一番大切なことは、自分のペースで無理なく、そして長く続けることです。
私は自分が今に至るまでに習ったことや、試行錯誤して体得してきたことを分かりやすくみなさんに伝えていきたいと思っています。
劇場での群舞やソロと、タブラオ(注)での踊りは取り組み方が全く違いますが、長年培ってきた経験から、どちらもアドバイスできます。
また、スペイン留学やコンクール受賞経験もありますので、受講生のそれぞれの目的に対して実践的なアドバイスができます。
(注)タブラオ…フラメンコショーが見られるバーやレストランのこと
まず、はじめてみる
フラメンコは年齢や体格、性別に関係なく誰にもできます。
ちょっと難しそう…と思っている方も、ぜひ一度スタジオに遊びにいらしてください。
まずは、体験レッスンから始めてみましょう。
また、長年習っていてもなかなか上達しない、振付ばかりを習うのではなくフラメンコの基礎を勉強したい、という方もお越しください。
フラメンコが好きで習いたい気持ちがある方のお手伝いができれば、これほど嬉しいことはありません。
阿部碧里フラメンコ教室 阿部碧里
講師紹介
5歳よりクラシックバレエを始める。様々な公演に出演する傍ら後進の指導を行ううち、フラメンコに興味を持ち転向。
1997年の渡西より毎年長期または短期留学にて研鑚を積むとともに、東京、岩手、秋田、埼玉を拠点に後進の指導およびステージ活動を展開中。
他を圧倒する独自の世界観と安定感に高い評価が集まっており、また生徒一人ひとりに合わせた的確な指導には定評がある。
[おもな師事者]
メルチェ・エスメラルダ、マティルデ・コラル、ラ・チナ、メルセデス・ルイス、アデラ・カンパージョ、マリア・アンへレス・ガバルドン、ベレン・マジャ、ジョランダ・エレディア、マラ・マルティネス、ベニ-ト・ガルシア、野村眞里子、高野美智子
2001年 | 阿部碧里フラメンコ教室を開校 |
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2004年 |
岩手・盛岡教室「アウラフラメンカ」を開校 (株)イベリア主催日西友好フラメンコフェスティバルに出演 |
2005年 |
第3回CAFフラメンコ・コンクールにて準優勝 スペインパビリオン主催-Flamenco sin Frontera-国境なきフラメンコ-にて愛知万博出演 |
2007年 | (財)スペイン舞踊振興マルワ財団「平成16年度第4回スペイン舞踊、音楽に関する海外派遣対象者」として渡西 |
2008年 | 第17回日本フラメンコ協会新人公演にて奨励賞受賞 |
2009年 | 秋田教室開校 |
2010年 | 岩手・宮古教室開校 |
2011年 | 八戸教室開校 |
2012年 | 東京・目黒にスタジオを構え東京本校を移転、目黒スタジオをオープン |
2014年 | 岩手・盛岡にスタジオを構え盛岡校を移転、フラメンコスタジオ・アウラをオープン |
2020年 | 大宮教室開校 |
2021年 | 東京・王子教室開校 |